ef-ef14の軌跡

【感想】100万ドルの五稜星


今年もやってきました!コナン映画!

今回の主役は平次和葉+怪盗キッド!!

キッドの名前の由来である怪盗1412号にちなんでか、4月12日公開ですw

 

正直、期待半分不安半分でした。今作は「紺青の拳」と「緋色の弾丸」の監督が担当しています。とくに紺青はアクションに極振りで、求めている方向ではなかったので。予告から得るノリも紺青ぽくて...どうなるか。。

 

杞憂でした。面白かった!!

むしろ結構複雑なミステリーだったように思います。それぞれの動機を想像しながら観ていましたが簡単にはたどり着かせてくれず楽しめました。しかも歴史浪漫もあったかなと。最近までRise of the Roninの世界で土方くんとは仲良くやってたのでね。出てきて嬉しかったです!

そしてかなり原作ファン向けだったと思います。事前知識がだいぶ要求される映画でした。そこは高評価ポイントで、誰でも楽しめるアクション映画よりもがっつりコナンなのが良い。さらにまじっく快斗でもあり、YAIBAでもあるっていう。青山作品大集合スペシャル!そんな感じでしたw

 

※以下ネタバレです。注意!

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ...一番印象に残ったのは流石に!最後のあれでしょうね。

黒羽盗一登場

 

やっぱり生きてたか!

冒頭でドジではあるけど遅刻はしないやつなんだよなーみたいなことを警部さんが言っていたのでキッドが変装してるんだろうなと思いきや、まさかのパパのほうでした。

というか、生きてるんだったらもうキッドがキッドする意味ないんじゃw 父親の失踪の真相を確かめるべく2代目怪盗キッドを襲名したはずなので。

 

そして!工藤優作と黒羽盗一は双子の兄弟であると!

新一と快斗が似ている理由が判明しましたね。ふたりは従兄弟だったんだ。なるほどね。さらに沖田と長嶋も新一に似てるけどそっちも血縁?w

 

沖田といえば土方さんに『沖田ァ!』って呼ばれたようなシーンがあって、新選組の縁も感じられてエモでした。

YAIBA陣営でいえば鬼丸も出てきましたね!YAIBAは履修していないので思い入れがあるわけではないですが。映画にも出てくるとは。これからもちょくちょく出てくるかもですね。

 

まじっく快斗陣営では、青子登場!!

ヒロインズの中でも上位に好きな方なので青子出てきたの嬉しい~~。中森警部と青子への気持ちが描写されたことでコナンに出てくる”怪盗キッド”ではなく”黒羽快斗”としての面が見えたのがとても良かった。

欲を言えば!白馬にも出てきて欲しかったーーー。『探偵たちの鎮魂歌』が一推しな理由に白馬が”一応”登場しているからでもあるのでw まぁ噂によれば原作のほうに最近出現したらしいのでそっちを楽しみにしておきます。

 

紅葉はもう準レギュラーくらいの勢いなのでまぁいるよねって感じでしたがw伊織と共にコメディ担当。

園子は教養の高さを披露してくれてさすがお嬢様でした。有能!

 

北斗星の事件で出てきた西村警部が再登場。

初期にしか出てこないモブの刑事さんとかも一応頭の片隅には入ってるくらいではあるんですが、流石に覚えてなかったです!w すみません、西村刑事!

事件自体は覚えてたんですけどね。原作では22巻、アニメでは144話~、1999年放映ということで。だいぶ昔やね。覚えとらんでも許してほしいっ 

『銀翼の奇術師』にも出てるらしい...まじか。

 

加えて、映画オリジナルキャラクターも何人も登場してきましたね。これ...もしかして博士、灰原さん、少年探偵団出てこないんじゃないかって思うくらいでした。終盤に出てきて重要な役目を果たし、クイズノルマもしっかりこなしてくれて安心しました!

福城聖さんは逆輸入されるんじゃないかってくらいのポテンシャル。イケメンでイイ声で剣も強く医療にも通じている...。蘭に手刀で眠らされたとこが一番笑いましたw 蘭姉ちゃんの手刀は気絶じゃすまんだろう

 

蘭ね、よかった。和葉とはもうながーーーいことお互いに励ましあいながらラブラブ大作戦を進めてきた、いわば同志ですからね。新一とは無事くっつくことができたので和葉ちゃんにも絶対幸せになってほしい!!っていう蘭の気持ちがすごく見て取れました。

 

平次と和葉...ついに、結ばれ、、、ない!!!

舞台は整っていたのに!まぁ映画ですからね。そうなるとは思っていたけどw

平次が告白しようと決心してからもう何年も経ってるんですよね。近年のコナンはラム編というよりは平次告白編。もう今年にはケリつけるんじゃないかと思っているわけですが。まだ引き続き平次には頑張ってもらいましょう。告白の仕方が踏襲されるのかも気になるところ。

 

面白かった要因を整理してきてみたら、珍しいキャラクターがいっぱい出てくる映画としての特別感と、歴史というテーマが好みだったんだと思いました。

お宝が当時は重要でも現代ではほぼ価値のないものだったというオチも時の流れの切なさとか儚さみたいなものを感じてよかったです。日本刀も今ではその本来の役目を果たすことはほぼないっていうのも同じで。土方歳三の俳句や戦いにも興味が湧いたし、北海道、函館、五稜郭もいつか行ってみたい。

 

不満点は・・・

事件的クライマックスの盛り上がりがちょっと欠けてたかな。「キミがいれば」が流れなかった。これがあるのとないのはだいぶ違ってしまうんです。残念ながら。でもエンディングロールでは表記されていて、あれ?と思いました。なんかサントラのボーナストラックにはあるぽい..?作ったんなら流してよw まぁキャラが喋ってたしメインテーマのが合うだろうって判断なのかもしれないですが。コナン映画では「キミがいれば」絶対流してほしい委員会としてはその判断は頂けないです。

「黒鉄の魚影」を比較に出すのは酷だけど...去年に比べたらそこは控えめでした。

あとはキッドの曲?がポップすぎてあんまりでした。その曲が悪いというよりは「世紀末の魔術師」の重厚感のあるアレを流してくれたら泣いてたなと思いますw

 

ゲスト声優は大泉洋さん。上手だったと思います!特に変な違和感はなかった。

アフレコ体験の子供たちも歴代トップクラスにうまかったような

 

そして、来年は!

長野県警

なるほどー?三人組に加えて、高明さんとスコッチの兄弟にスポットがあたるんだろうか。だとしたら切なさ乱れ打ちになりそうです...。そこも繋がるん!?と驚きのポイントでしたからね。あと山村警部もワンチャン出てくる??

またコアな面白さがつまった作品になりそうで楽しみです。ではまた来年!