day 771
前回に続いて、探検手帳のNo.11~20です!
No.11
―ある牧童が見た景色。
お天道様の日射しをうけて、気球のモーグリも気持ちよさそう。そんな日は、ついつい腰を下ろして休みたくなるね。
No.12
―ある園芸師が見た景色。
陽光を受けると泉の水が輝いて、庭園は荘厳な空気に満ちる。そんな光景を見れば、不信心なヤツだって、祈りを捧げたくなるだろう。
No.13
―ある博物学者が見た景色。
空を飛ぶシルフ族のキモチを、少しでも良く知りたいと、よじ登った屋根の上。闇夜にぼんやり浮かぶ街灯の美しさが忘れられない。
No.14
―ある近衛騎士が見た景色。
長い夜警を終え、三騎士を示す3枚の銀盤の上に立つ。交代の同僚に敬礼を交わし、吹き抜けから見える青空を見つつ、眠るために宿舎に戻るのだ。
No.15
―ある軽業師が見た景色。
ケチな市民から投げ銭を得るには、雲を吹き飛ばすような芸が必須。吹き抜けの庭を跳び、東の街灯に華麗に飛び乗り、道行く奴らを見渡してやろう。
No.16
―ある冒険者が見た景色。
ノフィカの井戸の足場の上から、砂都を見渡してみろ。そうすりゃ、星空にも勝るほど、まばゆく輝く「荒野の宝石」が見えるだろう。
No.17
―ある冒険者が見た景色。
想定外の霧で道に迷い、脚を滑らせ崖をずり落ちたとき、眼前に現れたのは亡国の残滓。いささか肝を冷やしたよ。
No.18
―ある園芸師が見た景色。
渇きし大地に降り注ぐ慈雨は、美しき花々を咲き誇らせていた。まるで、座した骸を慰めるかのように。
No.19
―ある冒険者が見た景色。
討伐任務を終え、崩れ去った建物の上に立ち、ふと見上げると、そこには垂れ込める雲の下、岩から顔を出す遺跡が見えた。
No.20
―ある商人が見た景色。
砂都から森都へ向かう道中、石橋で一泊。翌日、朝日を受けた古の王たちは、実に荘厳であった。
以上!ここまでの20個を発見すると更にページが追加されます。・・・No.80まで。
探検はどこまでも続く。続くったら続く。
憧れは止められねぇんだ!