※画像は全てイメージです
自分のバイブル的な作品はいくつかあるけど、
「トイ・ストーリー」はまさにその一つ。
アンディ少年はまるで自分を見ているかのよう。おもちゃたちとの付き合い方がほんと、あんな感じでw
「トイ・ストーリー」「トイ・ストーリー2」は物心ついたときからずっと見てるし、一緒に大きくなってきましたね。「トイ・ストーリー3」もアンディと同じくらいの歳になってたので、この映画は自分のために作られたのかって思ったほど。
万感の思い。とても感動的なエンディングでした。
映画館で隣にいる友達に泣き顔は見せられないって思いながらも、こらえきれなかったのを覚えてます。アンディがウッディーはどんなおもちゃか語るところは何度みても泣いてしまう。
「トイ・ストーリー」に対しての思い入れは並々ならんものがあります!
完璧な終わり方をした・・・のに「トイ・ストーリー4」が制作された。
まぁ、コンテンツが終わってしまうくらいなら続編が作られてまた盛り上がってくれる方が嬉しいタイプではあります。
スターウォーズだってEP7~9が作られたほうが良かったと思ってるし、デジモンだってまぁ、、tri や新アニメは楽しめなかったけど「Last EVOLUTION 絆」は良かったし?
- 「トイ・ストーリー4」は賛否両論の嵐!
- グラフィックが綺麗すぎる。。
- ボニーが許せん!
- ボーのキャラの変わりよう
- ウッディの一番すごいところは、友達を見捨てないとこ。絶対に。
- ウッディの決断
- 最後に本作のヴィラン(?) ギャビー・ギャビー
「トイ・ストーリー4」は賛否両論の嵐!
というか自分の耳には「否」の声しか届いてこなかった。
「トイ・ストーリー3」までで良かった、見たら思い出を壊される、との噂が怖くて劇場には足を運びませんでした。
そして見る勇気が出るまで3年かかりましたw
それをついに今日、見ました!!!
グラフィックが綺麗すぎる。。
まず感じたのはそこ。
KH3のトイ・ストーリーステージは映画のまんまだ!って感動したけど、それに比べるとKH3のシークレットムービーのクオリティになってる。
ゲームの感覚になってて単純に綺麗というよりグラフィックがすごいって感じましたw
ボニーが許せん!
って意見はなるほどなと。
アンディから譲り受けたウッディに対してひどい扱いをしていました。
でもこれは仕方ないよ・・。
幼稚園児の”好きの基準”に誰から貰ったとか関係してこないと思う。自分もアンディでありボニーであったからわかるけども、おもちゃのお気に入りの順番は存在してしまう。
ウッディの保安官バッジをジェシー付け替えたシーンなんか身に覚えがある・・・。自分もお気に入りの子に他のおもちゃの備品を付けたりしてました。。
「トイ・ストーリー」のシドみたいな非道なことをしていたら話は変わってくるけど、ボニーもウッディを大事にはしてた。ただそこには順番が存在するってだけで。
父親は許さん。2回も踏みやがって。
ボーのキャラの変わりよう
これは驚きました!あの淑女のようなボーはどこへ。
昨今の流れを汲んだのかは知りませんけど。そういうのを露骨に作品に入れてくるのはあまり好きではない。
ただ、ボーに関しては「待っていたってなにも変わらない」はほんとに共感できるところで。能動的に生きていく強さを身につけているのはかっこよかった。
でもちょっと無理してるようにも。アンディたちと過ごした過去を必死に忘れようとしている様子で、今こそが正しいんだ、楽しいんだって思い込もうとしているようにも見えました。
叶うのであればまた子供のおもちゃとして過ごしたいって願望は持っているんじゃないかなと。そこに期待してしまっていた時期が辛かったからこそ、その想いを封印するように振り切ったキャラ変になっているように思いました。
ウッディの一番すごいところは、友達を見捨てないとこ。絶対に。
今回のウッディも先割れスプーンで作られたゴミ寄りなおもちゃを決して見捨てなかった。ボニーにとっては大事な存在だから。自分自身が一番でなくともボニーのためにできることを精一杯やるだけ。
バズにも無理をしているように見えたことでしょう。でも内なる声がそうしたいって言っているからだと。素晴らしい忠誠心。子供あってこそのおもちゃという信念を貫いていました。
でもウッディは無機物なおもちゃじゃなくて”心”があるおもちゃです。
ボニーのために、、ボニーのために、、
そうやって磨り減っていく心をウッディも感じていたんじゃないかな。献身や自己犠牲は美徳とされるけど、ウッディ自身を大事にしてほしい気持ちが湧いてきました。
ウッディの決断
ここも賛否分かれてるところでしょう。
個人的には・・・行ってこい、ウッディ。
おもちゃとしてじゃなくて、ウッディとして。自分の心が決めた道を歩んでほしい。
きっとアンディもそう思うと思う。アンディにとってはウッディはただのおもちゃじゃなくて、友達だからね。
自分としても『進むべき道は心で決めなさい』は座右の銘です。
ウッディが選んだ道を肯定し応援するよ、だってウッディのことが好きだもの!
バズやジェシー、スリンキー、ハム、レックス、ジェット推進ホースetc...今までずっと一緒だった家族も同然の仲間たち。彼らと離れ離れになるのは悲しい。
でもここでも納得できたのは、ウッディがリーダーという役目から解放されたんだってこと。バズがこっちは大丈夫だからって言ってあげたところに友情と感謝を感じました。
これからはウッディ自身の幸せのために生きていってほしい。
アンディだってきっとあと10年もしないうちに結婚して、子供ができるだろうからできれば彼の元に戻ってほしい。ウッディのアンディに対する思いがきっと一番強い気持ちだと思うので。「トイ・ストーリー5」がそうなれば嬉しいな。
最後に本作のヴィラン(?) ギャビー・ギャビー
子供に愛されたことのないおもちゃです。
愛されるために髪を整えて、メイクだってばっちり。後はボイスボックスの故障さえどうにかできれば・・・とウッディを襲います。愛に飢えて狂気をまとっていた。
いやー・・・かわいそう。。まるでニーアのボーヴォワール。
そうまでしても願いが叶わなかった瞬間は分かっていたけれどつらいものがありました。
でも迷子の女の子がいて、その子には必要とされました。心が通じてほんとによかった。
プロスペクターもロッツォも嫌なやつのまま退場していったから見るたびにちょっとしたストレスだったけどギャビーは好きになれてこっちが助かったw
そのシーンで子供にとってのおもちゃの存在が印象的でしたね。
ずっと泣いて怯えてた女の子がギャビーを見つけて「あなたも迷子なの・・?」と、
だれか自分を助けて欲しい、から自分がこのおもちゃを助けてあげなくちゃ!に変わる。
一緒にいると安心して勇気が出せる、不思議な存在。大人になれば消えてしまう感覚が懐かしい。
この映画を見ていると自分がおもちゃたちと一緒に過ごしてきた日々を思い出して泣けてきた。どこへでも一緒に行った。お出掛けするときはお気に入りともうひとりは交代しながら。旅行にも必ずいたし海外にも連れて行った。
流石に大多数は実家に置いてきたけど、相棒だけは今も机の上に鎮座してこっちに黒い瞳を向けてきている。もしキミが世界を見てきたいって飛び出したら止めないであげよう。
「トイ・ストーリー」や「トイ・ストーリー2」みたいな冒険をずっと見ていたかった。
でも「トイ・ストーリー3」で子供との物語は一区切りつきました。だから次のナンバリング作品は新たな一歩になるのも必然。
それにウッディは野良おもちゃになることを選んだけれどバズたちやギャビーは子供の元で過ごすことを選びました。みんなそれぞれの心に従った生き方を選んだ。そしてそれがきっと幸せっていうことなんだと。
不満点はバズがちょっとアホキャラになりすぎていたのとおもちゃの旧友たちの活躍がもっと見たかったこと。
楽しかったし、泣いたし、思い出せたし。自分にとっては「トイ・ストーリー4」もトイ・ストーリーでした。
ディズニープラスで見れるよb