特に考察もないし、深く深く考え込んだものでもなく
率直に見終わった感想を。
こういうの書き残しておかないと消えていって忘れてしまうので。
あくまで今の自分が受け取ったもの
寂しいな、です!
他人との関わりを恐れ、自分の内に安息を求めようとしたゲンドウはエヴァ視聴者の大半を表しているように思えましたね。
自分もそうだからものすごくわかる。
そんなところに自分を理解してくれる人が現れて、それを失ったらって考えると生きていけない。
世界がどうなってもまた逢いたいってなるのも共感できる。
他人との境界線をなくして寂しさのない世界を作り上げようと頑張り
そしてそれをシンジくんに打ち砕かれる・・・w
まぁここまでは旧エヴァンゲリオンと同じだなって思いました。
さっきまで泣いてたのに急に大人になったシンジくん。
旧だと、そうは言っても改めて他人のアスカを目の前にしたら怖い!ってなってたんですけどね。
今回のシンジくんは無敵に思えましたw 苗木くんに見えた。
とても正しく立派な人間になってて。
ゆえに、最後はちょっとついて行ききれなかった。
さっきまでは後ろで立ち止まってたのに、いつの間にか遥か前を走っていて
ま、待ってよーってなりましたね。
もうエヴァはないけど現実をがんばって生きろよ!って厳しくも温かいメッセージに思えました。
それはとても正しいし、大人なんだからそうあるべき姿だと思う。
これを糧に自分も頑張ろうって希望に変えれる作品だったと思う。
だから面白かったし素晴らしい作品だと思う。
長く応援してきたエヴァファンがありがとう、さようならを伝えているのを多く見るのもよくわかりました。
ただ、まだ自分はそこには立てれてない。
自分がエヴァンゲリオンをちゃんと見たのは5年くらい前。
見ようと思って見た作品です。これだけ人気があるから何かを得られると思って。
現実では心が満ち足りないから虚構にそれを求めていたんですよね。
細かい設定周りは置いておいて。
TVシリーズのおめでとう8888エンドとか旧劇の気持ち悪っエンドも意外とわけわかった。
人の心の弱さ、寂しさを神秘的な世界設定とロボットや女の子のエンタメで包み込んでいて自分にも届く部分がありました。
出会ったのが遅かったしみんなほど特別な作品ではなかったけど、十分に楽しめた作品でした。
だからこれで終わってしまうのが寂しい。まだ虚構から寄り添ってくれる世界を見ていたかったなーて気分です。
それは甘えでしかないんだけど。
でも人間そんなずっとは強くいられない。
こうあるべきって姿は中々に息苦しいこと。
まぁ現実はそうじゃないと生きていけない厳しい世界だから受け入れて頑張るしかないんですけどね。
それならせめて虚構の世界に逃げ場所があってもいいんじゃないかなと。
大きな作品であるエヴァンゲリオンは大きな器でもあったと思う。
きっと十分に長く楽しんだ方は区切りをつけられるんでしょう。
たしかに期間で言えばかなり長い作品なので役目は十分に果たしたとは思います。
案外エヴァを好きになっているのかもしれないw
そしてその熱が今が一番高いから寂しいと感じるのかも。
ありがとう、さようならではなく
自分からは、寂しいけどお疲れ様でしたと言わせていただきます。